・はじめに
このサイトは2019年1月24日に発売されたローグライクカードゲーム「Slay the Spire」の攻略サイトです。
俗にいう「インディーゲーム」に分類される「Slay the Spire」ですが、発売から数年を経た現在も、「絶妙なゲームバランス」「コア層の根強い人気」「人気ストリーマーの配信などから参入した新規プレイヤー」など様々な層からの厚い支持があるゲームとなっています。
実際、2022年8月現在のsteamのレビューは115,000件を超えているにも関わらず、不評の評価はわずか2000件ほどです。
その不評の意見としては「運ゲー」「決まったカードコンボを決められるかどうかの運」といった内容が多くあります。ローグライクゲーム、そしてカードゲームとしての性質を持つ以上、運が大きく絡むのは事実です。しかしその運がプレイヤーの戦略性を試し、次なるプレイへと誘うのです。
運に惑わされず、塔の攻略、心臓への挑戦、そしてアセンションを目指しましょう。
- 初心者向け Slay the Spireの基本的な考え方
Slay the Spireでデッキの作成、また戦闘の方法として重要になってくる考え方には大きく2種類あります。
それが
スケーリング フロントローディング
です。 それぞれ解説していきます。
1. スケーリング
スケーリングとは「スケールが大きい」など言うように物事の「規模、尺度、寸法」のことです。 Slay the Spireにおいてのスケーリングとは、主にカードやレリックなどの効果によって「筋力、敏捷、エナジー」などの効果を増大させることをさします。
また、より広い視点で見ていくと「デッキに新しいカードを追加すること」「焚き火でカードのアップグレードをすること」などもスケーリングであると言えます。
具体的なスケーリングの例としては以下のようなものが挙げられます。
・アイアンクラッドの「発火」「悪魔化」などは筋力を上げるため攻撃面でのスケーリング。
・サイレントの「フットワーク」や、アイアンクラッドの「バリケード」などは敏捷の向上、またブロック値の永続化などの効果を得るため、防御面でのスケーリング。
・レリックの「ニルリーのコーデックス」「古木の枝」また、無色カードの「サナギ」「羽化」などは構築しているデッキ外からカードを得ることができるため、デッキのスケーリング。
上記の例のように、基本的には「パワー」のカードがスケーリングの役割を果たしています。 特殊な例として戦闘中ではありませんが、デッキに新しいカードを追加すること、焚き火でカードのアップグレードをすることもデッキのスケーリングです。
まとめると、スケーリングとは「すぐに効果を発揮するわけではないが、徐々に戦闘を有利にするための行動」となります。
2. フロントローディング
「フロントローディング」とは主にITや建築などで使われる用語で、初期段階で負荷をかける、前倒しをするなどの意味を持ちます。 転じて、Slay the Spireでのフロントローディングは、即効性のある能力を指します。
具体例としては
アイアンクラッドの「脳天割り」「不動」は筋力や敏捷を強化せずとも高いダメージやブロックを得られるフロントローディング
サイレントの「グランド・フィナーレ」は山札がないという条件があるものの、高いダメージを得られるフロントローディング
ウォッチャーの「審判」は敵体力が一定値以下であれば即殺が可能なフロントローディング
などがあげられます。
上記のように、基本的にはアタックやスキルがフロントローディングの役割を果たします。 特殊な例として一部ステータスの弱体を代償に即効性の能力を得られるもの(サイレントの「死霊化」ディフェクトの「認知偏向」など)も存在します。
まとめると、フロントローディングとは高いコストやステータスの弱体などの条件があるものの、高いダメージやブロック、一部ステータスの瞬間的向上を得ることができます。
○実践的な考え方
「スケーリング」「フロントローディング」を踏まえて、改めてSlay the Spireの攻略ではどのような考え方でプレイをしていくのが良いか、という考察をしていきます。